有料老人ホームとリハビリテーションほとんどの有料老人ホームでは、問い合わせると『リハビリテーションを実施しています。』と回答するでしょう。ただし、どのレベルの リハビリテーション を実施しているかは、施設によってかなり異なります。 ![]() 生活上、なるべく体を動かすようにしているという程度の 生活リハ から、専門のリハビリスタッフが個々にあったリハビリテーションプログラムを作り、効果測定を行う 個別機能訓練 まで一言でリハビリと言っても、そのレベル感は全く違ってきます。 どの程度のリハビリテーションが必要なのか?まずは、有料老人ホームに入る方はどの程度のリハビリが必要なのか?を明確にしましょう。例えば、特に大きな病気や怪我をしたわけではないが、最近、歩いている途中でよく躓くことがあるので、転倒予防のリハビリをしたいということなのか? それとも、脳卒中の手術後に回復期リハを病院で行ってきたが、引き続き、リハビリを行いたいということなのか?その際に、身体的な機能訓練が必要なのか?言語障害の回復のためのリハビリが必要なのか?嚥下(飲み込み)や咀嚼(噛むこと)などの口腔機能の訓練が必要なのか?によって、リハビリの専門性は異なります。 その有料老人ホームにはどんなリハビリの専門家がいるのか?要介護度の進行を止めるためや転倒防止のためのリハビリということでしたら、看護師や介護士で介護予防関連の研修プログラムを受けているスタッフがいれば十分に対応できることでしょう。多くの有料老人ホームはこのレベルのリハビリなら提供可能です。 しかしながら、病気や怪我の後で様々な機能回復を目指すリハビリということになりますと、介護士や看護師での対応は不可能であり、 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)と言った国家資格を有した専門家が必要になります。こうした専門家が常駐している、あるいは、定期的に巡回訪問している有料老人ホームは大変限られてきます。 需要が増える有料老人ホームにおけるリハビリ介護の3大原因の一つである脳卒中後には、手や脚の麻痺、言語障害等が残ることが多いです。手術のための病院(急性期病院)を退院した後は、回復期リハ病棟という病院に3ヶ月程度入ることが多いですが、高齢者の場合、この間に完治することはまずないので、在宅復帰後や介護施設入居後にも個別のリハビリテーションが必要になってきます。 在宅に復帰する前に、リハビリと療養を兼ねた老人保健施設に入所するケースも多いですが、老人保健施設はどこも満室であり、また、入所できても原則3ヶ月で出る必要があります。そこで、有料老人ホームにおけるリハビリテーションの需要が高まってきているのです。 有料老人ホーム紹介事例(リハビリテーション)■入居検討者様の状況
■相談者の状況 ![]() 相談者:
実の息子様
![]() 希望
エリア: 港区近辺
![]() ご予算:
入居一時金は1500万円以下、月費用は総額で25万円以内
ご相談内容
港区にお住まいのA様(51歳)から、現在、脳卒中後の回復期リハ病棟にいらっしゃるお父様であるB様(82歳)の件でご相談を受けました。B様は、麻痺と言語障害が残るリスクが高く、在宅での介護が難しいと判断されたA様は退院後の有料老人ホーム探しを当センターに依頼されました。 A様は、自宅に戻りたいというご希望の強いB様の意思を曲げて有料老人ホームのご入居を説得されましたが、後ろ髪を引かれる思いが強く、自宅より元気になることができる有料老人ホームを探してほしいとのご要望をお持ちでした。 ご提案内容
当センターでは、相談内容から、次のような条件を満たせる有料老人ホームが最適であると判断し、できる限りこれらの条件にマッチするホームをご提案致しました。
結果
この条件は大変難しく、特に言語聴覚士(ST)がいるホームは東京都内でも2ヵ所という状況でした。そのうちの片方のホームが、よりA様宅より近く、やや予算をオーバーしたもののご入居されることとなりました。 関連ページ |
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